FAO


07/07/24一部加筆・訂正
20070720100300

FAO
すでに先週のことではあるが、「FAO日本事務所」と横浜の「動物検疫所」に行ってきた。
FAO(食糧農業機関)とは、Food and Agriculture Organizationの略であり、言わずも知れた国連の専門機関の一つだ。
獣医と何の関係があるんだって思う人もいるかと思うが、食糧の問題に関して獣医は深く関与している。そぅ、畜産(と病気)と衛生分野です。
飽食国家の日本においては、獣医のイメージは「犬や猫のお医者さん」が多いと思うが、先進国以外ではそうはなっていない。獣医の需要はいまだに畜産(と病気)や衛生分野だ。
例えば、青年海外協力隊で国際協力がしたいと思い立っても、畜産(と病気)や衛生分野しか獣医の需要はない。
青年海外協力隊
http://www.jica.go.jp/activities/jocv/
もちろん、日本においても畜産分野における獣医の貢献は大変重要である。しかし、獣医学科の学生にその人気はないに等しい。
日本の食糧自給率は4割である。畜産分野も同様で、自給率は牛乳・乳製品で68%、肉類で54%、鶏卵でようやく94%と言った具合だ。しかし、餌となる飼料は輸入がほとんどであり、金にものを言わせた輸入に頼る形になっている。こんなに自給率の低い先進国は他にない。
農林水産省、畜産の動向
http://www.maff.go.jp/lin/01-ippan.html
FAO日本事務所で世界の食糧状況を聞く中で、日本もどうにかしなくちゃいけないと再認識した。そして、世界の情勢に常に耳を傾けようと!
とりあえず、FAOのメールマガジンを取ることにした。以下から登録できるようです。みなさんもどうぞ!
FAO日本事務所
http://www.fao.or.jp/
と思っていたら、HPからの登録はまだ出来ないようです。質問フォームで聞いたら、登録してくれました。(07/07/24加筆)

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