2023/10/14 2023年8月の乳用牛群検定成績のベンチマークを公開しました


2023年8月の乳用牛群検定成績のベンチマーク
Benchmark_2023-08_1

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メッセージ本文

2023/10/13 牛の両側性内斜視の原因候補遺伝子が見つかった話


セミナーで牛の牛の両側性内斜視の原因候補遺伝子が見つかったという2021年の研究を知った。元ネタは以下の論文である。症例の写真も見ることができる。
GWAS Hits for Bilateral Convergent Strabismus with Exophthalmos in Holstein Cattle Using Imputed Sequence Level Genotypes

この研究は、ホルスタイン種牛における両側性収束性斜視と眼球突出(Bilateral Convergent Strabismus with Exophthalmos, BCSE)の表現型特性と関連ゲノム領域を調査する目的で行われた。BCSEは軽度だが進行性の障害で、生後最初の2年間に牛に視覚的な悪影響を与える。初めのGWASでは関連SNPは検出されなかったが、Inputation後のGWASで3つの異なる染色体上に有意に関連するSNPが見つかった。これらの領域には、ABCC4遺伝子や、NCOR2およびDNAJC3遺伝子に隣接するマーカーが含まれており、これらが候補遺伝子と考えられる。この結果は、BCSEの遺伝が単一遺伝ではなく複雑であることを示している。また、病理学的評価では、検査された2頭の動物の眼筋に中程度から重度の変性と再生が見られた。

このグループでは52頭もの発症牛を見つけてサンプルとしている。よくもこんなに多く見つけたものだ。僕自身、このような症例を見たことは1, 2例しかなかったように思う。

2023/10/12 ウェブサイトのhttps化に伴いURLを変更しました


お久しぶりですが、若干のお知らせ。ようやく、ウェブサイトをhttps化しました。手こずりました。それに伴いURLを変更しました。以下となります。

https://daimode.info/home/

ようやく怪しいサイト認定から脱却です。どうぞよろしくお願いします。

2023/4/1 特任助教になりました


報告が大変遅くなりましたが、2023年4月1日より東京大学大学院農学生命科学研究科の獣医繁殖育種学研究室の特任助教に昇格いたしました。引き続き、動物病院の院長をしながら研究者として兼任します。今後とも、さらなる研究活動を通じて皆様の期待に応えられるよう努力いたします!

As of April 1, 2023, I have been promoted to the position of associate professor with specific responsibilities at the Laboratory of Theriogenology, Graduate School of Agricultural and Life Sciences, University of Tokyo. I will continue to strive to meet your expectations through further research activities.

2023/2/18 INACOMEのビジネスコンテストで特別賞を受賞


あまり公表していませんでしたが、農林水産省が関与しているINACOMEビジネスコンテストに応募した結果、ファイナリストに選ばれていました。

2/18は本選の発表が行われ、なんと特別賞を受賞しました。受賞内容は、乳用牛の遠隔栄養管理サービスについてでした。 当日は早朝からETを2頭実施した後、急いで電車に乗り、牛の臭いを漂わせながら表参道の会場に到着しました。会場のオシャレな雰囲気や参加者や審査員の方々の経歴に圧倒され、自分のプレゼンが上手くできず、反省ばかりでした。他の出場者のプレゼンを聞き、ビジネスの軌道に乗せている方々の凄さに感動しました。 受賞なんてほど遠いと思っていましたが、ビジネスプランの将来性が評価され、特別賞を受賞できました。

懇親会ではたくさんのアイデアをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。広報もしていただけるそうで、今後もビジネスを育てていこうと思います。挑戦して良かったです。今後とも応援をよろしくお願いします。

日本農業新聞の速報記事は以下です。